長井 短
山下リオ マキタスポーツ
沖 祐市(東京スカパラダイスオーケストラ) 中村達也 井口 昇
土佐和成 大橋裕之 希咲美羽
監督:竹中直人
脚本:和田清人・竹中直人 原作:大橋裕之「ゾッキC」(カンゼン刊)
音楽:ZOMBIE-CHANG 音楽プロデューサー:菊地智敦
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喫茶&BAR CHAPPY。店員のメガネ (山下リオ) が頼りにしている、同僚の「平田さん」(長井短)は 眉に皺を寄せ、いつも何か睨みつけている。
二人が暮らすこの町は平和で、とてものどかで、優しい風が流れている。
だが、それに紛れて町の人たちは姑息である。
「平田さん!!駅前の本屋さんで万引きです!!」
平田さんがメガネに呼ばれて本屋に行くと、青年 (大橋裕之)は”つまらない”漫画をトートバックに入れている 。平田さんの強烈なローキックに、膝から崩れる青年。
「数ある漫画の中で、よりによってなぜこんな駄作を……」平田さんの正義感は、どこかずれている。終いには漫画のネタバラシで青年の楽しみを奪った平田さんに、ハゲ頭のマスター・小林 (マキタスポーツ)は「君は悪魔だ」と告げる。
鼻がつまって味が決まらないラーメン屋 (沖祐市/東京スカパラダイスオーケストラ)。テレビチャンネルを争奪する、サッカーが見たい面長の男 (中村達也)と、格闘技が見たい丸顔の男 (井口昇)。何やら疑わしいハゲ頭の自転車屋店主 (土佐和成)と、夜道に大量の画鋲をばらまく怪しい男。
次々現れるアクの強い人たちにも、平田さんは毅然と立ち向かう!!
「平田さん、かっこいい!!」メガネは影から見ていたが、平田さんと時間を過ごしながら、少しずつ《自分の思っていることが言える人》になっていく。
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